舞台を愛してやまない、大のオペラファンである岩田氏が語るオペラ談義その2。1961年(昭和36年)9月、東京宝塚劇場「国立パリ・オペラ座歌劇団来日公演」の感動を語っていただきました。壮大なスケールで上演された本場のオペラ、歌手陣の本物の声に圧倒されるとともに、舞台装置や衣装、リアルな演出、演技の素晴らしさに、日本の歌舞伎と同様、ヨーロッパのオペラの伝統を感じ、大変な感銘を受けたそうです。ちなみにチケットはB席で1,300円、当時のサラリーマンの平均給与が10,000円くらいだった頃ではないかということでした。
■国立パリ・オペラ座歌劇団来日公演「歌劇カルメン(1961年)」出演者【カルメン】グレース・バンブリー、ジャーヌ・ロード【ホセ】ギュスターブ・ボディオ、ウイリアム・マカルバイン【エスカミリオ】ガブリエル・パキエ、ロベール・マサール(※Wキャスト)【ミカエラ】コンスエラ・イバネス。指揮:ロベルト・ベンジ、オーケストラ:日本フィルハーモニー交響楽団。日本側スタッフ:藤原歌劇合唱部、谷桃子バレエ団、栗山昌良、妹尾河童、緒方規矩子、石井尚郎、佐々木忠治ほか
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